2020.07.08
クラス絵本の紹介 ~以上児(3・4・5歳)と2歳児~
こちらは以上児クラス(3・4・5歳)のお友達
以上児は、必ず食事前やおかえり前などには読み聞かせを行っています。
今回は、たくさんある絵本の中でも担任が子ども達と一緒に読みたいと思っている
本の中の一冊を紹介します。
関目中央保育園は京阪沿線沿いにある為、電車と共に生活しています。
電車の走る音、特急が走り抜ける音、京阪関目駅に到着・発車する音などが
心地よく聞こえており、耳を澄ませた子どもたちが
「あっ!でんしゃきた!」とつぶやいたり
0歳児の子どもたちでも、到着した電車に気づき窓の外を眺めていたり、
手を振ったりする姿が見られます。
電車と聞くと色んなものを想像しやすくなっている子どもたちだと思います。
読んでいる絵本は「がたごと がたごと」童心社 です。
がたごと がたごと
れっしゃに ゆられ
のを こえ やま こえ
ずんずん いくと・・・
「 おきゃくがのります 」と、たくさんの人が電車にのりこみます。
駅に到着すると・・・
乗客たちはそれぞれ動物に変身しています。
次の駅に到着すると・・・
乗客たちは何に姿を変えているのでしょうか?
“絵を読む”楽しみがたくさん詰まっており、子どもたちはページをめくるたびに
ドキドキ・ワクワクを味わえるような絵本です。
文字は少ないのですが、色鮮やかな絵と指差したくなるような一人ひとり表情の違った
たくさんの絵
不思議な世界に子どもたちは吸い込まれるように見入っていきます。
本を読んでいる時に 窓の外ではビューンと特急が駆け抜ける音がしています。
続いて2歳児クラスのお友達
少し長い絵本にも、じっと座って耳を傾けられるようになってきた2歳児のお友達
日々の生活の中で、トイレトレーニングに励んでおり、
この絵本を通して、歌がついていることもありリズムにのりながら先生達は
楽しく進められたらいいな・・・
と言う願いも込めて繰り返し読む絵本を選んでくれています。
なんとも愛らしい淡いピンクのぶたさんが登場し、
一枚ずつトイレに並べても可愛いイラストになっているのは・・・
「パンツのはきかた」福音館書店 と言う絵本です。
トイレをすませたぶたさんが
パンツはね
と始まります。
題名のとおり、パンツのはきかたがお話になっていて
最後に楽譜もついています。
生活に必要な身の回りのことが身につく2歳から3歳になる時期。
ズボン・パンツを履くことも歌いながら楽しくできればと思って担任は選び、
またオムツからパンツになる時期でもあるので
パンツへの憧れをもちながらトイレトレーニングをすすめられたら良いな
と思って読んでくれている先生達です。
頑張ってパンツをはいた後・・・
あるある~!!と納得してしまう面白さもあります。
絵本の読み聞かせを保育者にしてもらうと、子どもたちは再現してあそぶことがあり、
絵本の世界を積木で作っていくといった遊びもしたりします。
こういった遊びは、想像力・人の話を聞くという習慣、語彙力、記憶力の発達を助けるそうです。
これらの能力は就学前にぜひ伸びてほしい力ですね。
次回は0歳児1歳児のクラスで読み聞かせたい絵本を紹介したいと思います。