食育~旬の野菜えんどう豆の皮むき~
5月12日の給食メニューがえんどうご飯なので、前日に子ども達がえんどう豆の皮むきをしました。
まずはしっかりと手洗い・消毒を行って・・・
うすいえんどうを見せると目を輝かせていた子ども達でした。

●うすいえんどうの特徴について
大きく上品で繊細な甘みがありほくほくした食感が特徴だそうです。
グリーンピースに比べて少し黄緑に近い色合いです。
関西地方では古くから春を告げる旬の食材として「豆ごはん」や「卵とじ」
といった料理で親しまれてきたそうです。
●栄養について
うすいえんどうをはじめ、豆類には良質のタンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質は人間の筋肉や血液を作るための重要な栄養素で、
元気で丈夫な体を作る基礎になり、豆類の中でも、えんどう豆は
炭水化物を多く含み、カロテン、ビタミンB1・B2・B6
食物繊維、カリウム、鉄分、葉酸など多くの栄養素が豊富に含まれているそうです。
さて、皮むき開始です。
まずは、保育者が皮むきのお手本を見せ・・・
両手の指で実の先端辺りを押し、プチッという感じでさやが開くと・・・
「うわ~かわいい」
さやの形を見て
「バナナのかたちみたい」
など口々に話していました。
実際に自分でやってみると・・・
さやのどこを押せばうまくいくのか?
力加減もわからず
「できない・・・」
「これどうやるの?」とお友だちに聞いてみたり
「せんせいできない~」とはじめは苦戦している子どもが多かったのですが、
保育者に一緒に手伝ってもらいコツをつかむとできるようになり、
次々に皮をむいて丁寧にお盆に豆をのせていました。
3歳4歳5歳児が皮むきに挑戦しましたが、45歳児は楽しそうにお友だちと話ながら
いつもにぎやかな3歳児は真剣な表情でもくもくと・・・皮むきをしてくれました。
1歳2歳児は袋に入れたえんどうを見せて保育者が皮をむいて見せると
興味を持って眺めていました。

次の日の給食メニューは
豆ごはん・さわらの西京焼き・野菜のきんぴら風・湯葉のすまし汁
「あっまめだ!!」
「わたしがむいた」
など反応はとても良かったのですが・・・
「いただきます」
の後子ども達の様子を見ていると
まず豆ご飯から食べる子どもは少なく・・・
他のお皿に手が伸びる子ども達
中には豆ご飯ばかりパクパク食べている子どももいましたが
食べる前から
「まめきらいやねん・・・」
という子どももいました。
それでも、自分で皮をむいたし・・・
ちょっとだけ食べてみようかな・・・
と思ってくれる子どもが何人もいたようで
食育は大切な事だなと感じました。
これからも色々な機会をつくって食育をしていきたいです。

皆様もご家庭でえんどう豆の皮むきを親子で一緒に楽しんでみませんか?
そしてご家庭での一品に作ってみてくださいね。
いつもよりさらに美味しく感じられる事と思います。
毎日忙しくてそんな時間はない!!
という方も多いはず。
そんな場合は、一緒にスーパーに行った時に野菜コーナーで
旬の野菜はえんどう豆なのよとお話したり
絵本でお野菜の本を読むなど・・・
色々な形の食育方法があるのでできる事をぜひ試してみてくださいね。