令和4年9月10日(土)は おつきみ ですね。
月は季節にかかわらずいつでも見られるのに、
なぜ昔から秋の月は美しいといわれるのでしょうか。
それは、秋の空気と月の適度な高さが関係しているそうです。
秋の空気は、水分量が春や夏に比べて少なく乾燥している。
そのため、澄んだ空気が月をくっきりと夜空に映し出すのだそうです。
また、月は冬に近づくほど空の高い位置を通り、夏は低い位置を通る。
春は地上の埃などで月本来の明るさが霞んでしまう。
そのため、空気の水分量、大気の状況や月の高さなど、
月が最も美しく見える条件が揃う秋こそ、月見にふさわしいといわれてきたのだそうです。
大きいクラスのお友達や先生達にもおつきみの由来がすぐにわかるように・・・
と幼児クラスの担任が手作りしてお部屋にはっていました。

大きなススキとハギを園長先生が持ってきてくれました。
乳児にとっては自分の背よりも高いススキなので、子どもたちは目を丸くして
珍しそうに眺めていましたよ。
そして明日のお月見の為に、お月見団子を4歳児のお友達が作って飾ってくれました。
小麦粉粘土でできていて美味しそうなお団子に仕上がりました。

こちらは乳児クラスの先生が子どもたちに読んでいた絵本
「おつきみ おばけ」
です。

森の中に小さなおばけがいました。泣いているうさぎの子をなぐさめようと、お月見のお団子に変身したおばけですが……。
子どもたちにとってちょっぴりこわいおばけ
でも・・・見たい・・・どきどき
絵本に見入っていた子どもたちでした。
次は幼児クラスのお友達に読んでいた絵本
「おつきさま でたよ」です。

おつきみのしたくができました。おおはらぽんたは、おだんごのばんをしながら、月の出をまっていましたが……。
なんとも言えない可愛らしい表情に思わず見ていてにっこり。
次は
「たぬきのおつきみ」です。

たぬきのお月見は気合いが違う! たぬき達はお月様を喜ばせるためにせっせと準備を始めます! その準備とは……。
こちらは面白おかしい表情。子どもたちは面白さが大好きです。
それぞれの年齢に合わせて、わかりやすくお月見を感じる事ができた子どもたちでした。
そして、今日の給食のメニューは・・・
お月見カレー
ブロッコリー
パイン缶 です。
見た目の可愛さに子どもたちは
「やったー」
と大喜び、給食を食べる事を楽しみにしていました。

「せんせ~ぜんぶ食べたよ~」
と言いに来てくれるお友達もいました。

1年に1度の中秋の名月には少し手間をかけて、昔ながらのお月見を体験してみるのもよい機会かも知れませんね。
秋の心地よい夜風に当たりながら眺める中秋の名月に、さて、どんな想いを馳せましょうか。