お別れ遠足(ゆりぐみ)~こども本の森 中之島~
5歳児ゆり組のお別れ遠足で、中之島にあるこども本の森へ行きました。
デジタル化が進む中、タブレット・パソコン・携帯で本をみることが出来る便利な時代ですが、
自分で表紙を見て気になる物を選び、手に取り触ってみると、同じような本であってもそれぞれ紙質が違っていたり
重さを感じたりできるので、1ページずつ自分で触れてめくる本は、子どもたちにも大人にも
特別な物に感じられるのではないかなと思います。
関目から4駅で行く事ができる「なにわ橋」にあるこども本の森には、なんと2万冊の本があるそうです。
安藤忠雄さんが建築された文化施設は、子どもたちと「自分だけの一冊」との大切な出会いの場
となることを期待されているそうです。

施設に到着すると、森人(施設の案内の方)の方に使用のお約束ごとなどのお話をして頂き
グループに分かれて本を探しました。
子どもたちははじめ緊張した様子でただ本を眺めているだけでしたが、
1冊手にとって座って見てみると慣れてきた様子で次々に気になるものを手に取り、
自分が読みたい場所を選んで本を見ていました。
本を読むだけではなく、読む場所もとても大切なのだな・・・と感じました。

こちらは「なにかがおこるふしぎなへや」です。
文字や動く絵がコンクリートに映し出されて、高い天井までのぼっていく様子など
とても神秘的な感じがしました。
黙ってその様子を子どもたちは眺めて目で追っていました。

こちらは「生きること/死ぬこと」などの本が集まった部屋です。
何やらみんなでお話しながら見ています。
森人さんに読み聞かせもしていただき、
子どもたちはだんだん慣れてきて、楽しそうにあちこちの場所で
自分が気にいった本を手に取り好きな場所を探して、じっくりと本に囲まれて読む姿が
とても素敵な時間だなと感じました。
こども本の森の施設の皆様、有難うござました。

こちらはバラ園奥にある芝生広場です。
「おなかすいた~はやくおべんとうたべたい!!」
と楽しみにしていた子どもたちなので、愛情たっぷりの
お弁当や大好きなおやつをぺろっと食べたあと、どこまでも広く続く芝生や
少し隠れられる太い木がある事が嬉しくて
ずっと追いかけっこをしていた子どもたちでした。

「おにきめ おにきめ おにじゃない」♪
みんなで追いかけっこのおにを決めている様子です。
次回はいよいよ3月、お別れ会の様子や卒園式の様子を
お伝えしたいと思います。