2023.07.11
『かいとうあっというま』から『東山のなみだ』を取り返すぞ!~園外キャンプ~
5歳児が『少年自然の家』に、園外キャンプに行ってきました。
5歳児の子ども達は年長になってから、探偵の絵本に興味を持っていました。
色々な探偵の絵本の中でも『かいとうあっというま』の絵本に興味を持ち好きになりました。
『かいとうあっというま』から、「東山こども園に東山のなみだがあるらしいな」と手紙が届きました。
謎解きをして、『東山のなみだ』のことを知りました。
子ども達は、「わぁ~!すごい」「きれい」と喜んでいました。
ある日、園長先生が「東山のなみだがなくなった!」と、子ども達に伝えると、みんな「えぇー!」と、残念そうな顔・・・
『東山のなみだ』の代わりに手紙が置いてありました。
その手紙は、何と!『かいとうあっというま』からだったのです。
子ども達は、『東山のなみだ』を取り返すために気づけば探偵になっていました。
そして、探偵なので探偵事務所を作り、パソコンに情報を入力する部屋や物を保管する部屋などを考えて作りました。
子ども達の創造力が無限大で32人のたくさんの思いを出し合っている姿に感動する毎日でした。
子ども達は、『東山のなみだ』を取り返すために、園外キャンプに向かいました。
キャンプに向けて、子ども達はワクワク感を持っていました。
お家の人から離れて、友だちや保育者と過ごすことに期待を持っている様子でした。
出発する時、4歳児に「いってらっしゃい」と見送ってもらい、「行ってきます」と元気に出発しました。
『少年自然の家』に、向かうバスの中で、「どんなところかな?」「いっぱい楽しいことがあるかな?」「かいとうあっというま、いるのかな?」等、色々な事を頭の中で描いている様子でした。
子ども達の話を聞いたり表情を見ていると、保育者ももちろんワクワクしていますが、楽しさが何倍にも増えてきていました。
『少年自然の家』に着くと職員の方に、「よろしくお願いします。」と、あいさつをして入館しました。
館内を探索し、お家の人が作ってくれた愛情たっぷりのお弁当を食べて、紙すきを体験して『はがき』を作りました。
もちろん、初めての経験です。
ケナフの木から紙ができることを教えてもらって、一生懸命にはがきを丁寧につくりました。
はがきが乾いたら、自分の家に送ります。
アスレチックに向かいました。
向かおうとしていると、何と!『かいとうあっというま』からの手紙を見つけました。
子ども達は、大興奮!
手紙には、「東山のなみだを、取り返したければ謎解きしよう」と、書いていたので「絶対取り返す!」と、やる気満々でした。
みんなで、考えて意見を出し合って協力して謎を解きました。
子ども達は、その書いている事だけで、「キャンプファイヤーの時の火のことだ」と、推理しました。
キャンプファイヤーも1つ楽しみが増えた子ども達でした。
キャンプファイヤーは、雨の為室内でキャンドルフャイヤーをしました。
楽しいゲームやダンス等みんなで楽しく過ごしました。
楽しくて、みんな笑顔いっぱいです。
突然少し暗くなり・・・黒い物影が現れました。
『かいとうくろねこ』です。
子ども達が、楽しそうなので一緒に遊びに来てくれました。
やさしい『かいとうくろねこ』でした。
すぐに仲良くなりました。
ゲームやクイズをして楽しい時間を過しました。
花火の時には、雨も止んでいました。
やさしい『かいとうくろねこ』が、雨を止むようにしてくれたのかもしれません。
次の日は、子ども達が絞り染めしたTシャツを着ての活動です。
みんな元気に、目覚めました。
集いの広場で、山の新鮮な空気を吸って朝の体操をしました。
昨日作ったはがきに、園外キャンプの絵を描いてお家の人に送ります。
楽しかったことを思い出して、「キャンドルファイヤーのこと書く」「花火のこと書く」等、一人ひとり楽しい思い出を描いていました。
ポストに投函しました。
園長先生が、何かを見つけたと持ってきました。
それは、何と!何と!あの「東山のなみだ」でした。
『かいとうあっというま』からの手紙もあり、子ども達は、「やったー!」と大喜びでした。
そして、園長先生からみんなが協力して『東山のなみだ』を取り返す事ができましたと、感謝状をもらいました。
立派な探偵になれました。
メダルももらいました。
実は、子ども達は『かいとうあっというま』『東山のなみだ』のことや探偵になっていること等は、お家の人や東山こども園の5歳児以外の子ども達、園外キャンプにいかない保育者に内緒にしていたのです。
なぜなら、もしかしたら『かいとうあっというま』に情報が洩れたら大変なことになると思い、内緒にしていました。
本当に探偵になりきっていました。
お家の人やこども園のお友だちに、これからはお話してくれると思います。
子ども達は、色々な経験や体験をして一回りも二回りもたくましくなりました。
楽しかった園外キャンプの思い出をいつまでも大切に、心の中に残っているでしょう。